広大な人気エリアを、4泊5日で満喫した大冒険のレビューと写真集です。あなたの北海道旅行の参考になれば嬉しいです。
「北海道の絶景スポットはどこ?」「北海道の景勝地はどれ?」「体験は何がいい?」という方は是非読んでください。
実際に行ったことがある観光地を紹介します。一般的な旅行情報サイトにはない、率直な感想と現地写真をお楽しみください。
観光地リスト(1日目)
観光地リスト(2日目)
観光地リスト(3日目)
観光地リスト(4日目)
観光地リスト(5日目)
1日目と2日目の移動距離。約270km、5時間のドライブ。
女満別空港・メルヘンの丘
網走市の女満別空港に、Peachの格安フライトが飛び始めました!このエリアは観光スポットが多く、人気のエリアです。
ぼやぼやしていると、あっという間に安く行ける定番の旅行先として知れ渡り、観光客が増えるかもしれません。コロナで観光客が少ないこの時期に、北海道の雄大な景色を味わいに行こうと思います!(この旅行は2021/9月下旬)
早朝、関空から女満別空港行に乗り、午前11時頃にはすでに到着できました。女満別空港はシンプルです。各社レンタカー屋は空港のすぐ外にあり、徒歩で行けます。
最初の目的地は、有名な網走監獄。道中にいくつか、気になるスポットがあるので立ち寄ります。最初はこのメルヘンの丘。なかなかの絶景です。「わぁ~、北海道って感じ!広い!ほんとに来たんやなぁ」と感動。
ですが直ぐに、この景色が北海道ではよくある景色であることに気がつきます。先を急ぐ人は、私のように停車して写真撮影をしなくてもいいかも。
次に向かったのは、オホーツクシマリス公園。行ってみると5台ほどの駐車場は満車。外で家族連れが5~6組待っています。想像していた規模と違いました。公園と言うよりか、大き目の家の裏庭を囲った感じです。
旅行中、野生の蝦夷リスを頻繁に目撃できます。どうしても餌付けをしたい方は、寄り道してもいいかも。
網走監獄
〒099-2421 北海道網走市呼人1−1
網走に初めて来たら、網走監獄博物館を見学するのが王道。さまざまなドラマ・映画の舞台として登場し、最近では人気漫画ゴールデンカムイに出てきます。
ランチタイムに到着したので、興味があった監獄食堂に行きます。来る前は、網走監獄の中にだけ食堂があると思っていました。
実際には、網走監獄の斜め前にあり、監獄博物館に入らなくても利用することができます。囚人飯(の豪華版)のような定食がありましたが、お腹が減っていた私は、ボリュームのある唐揚げを頂戴しました。
網走監獄は同時期に囚人が1000人以上収容されたいた、巨大な刑務所。その大きさは東京ドーム3.5個ぶんもあり、広大です。中をじっくり観て回るには、数時間は必要。建築様式が明治・大正で、監獄なのにお洒落な雰囲気。
網走監獄の次は近くにある、オホーツク流氷館・北方民族博物館に行きたかったけれど、コロナ休業で断念。
ワッカ原生花園 サンゴ草群
〒093-0216 北海道北見市常呂町栄浦
網走監獄の見学後、日没まで時間があるので珊瑚草とやらを観にいきます。能取湖(のとろこ)とサロマ湖に群生地があるので、時間がある方は両方行ってみてもいいでしょう。
能取湖の卯原内サンゴ草群落地が日本最大なそうですが、サロマ湖の方には長い散策路があって楽しそう。車を走らせていても、赤い草が湿地帯に生えているのが見えます。ネットでは色調をエンハンスしまくった真っ赤な写真を見かけますが、実際にはそんな真っ赤な色ではなく、落ち着いた色です。
サロマ湖ほとりにある、ワッカネィチャーセンターの駐車場でキタキツネを見ました。花園散策路には人影はなく、夕暮れの光が珊瑚草に当たり幻想的です。遠い方の群生地まで来た甲斐がありました。
刑務所・珊瑚草・美しい夕焼けを初日から楽しめました。今晩は釧路駅の近くのビジネスホテルに宿泊します。
夕食を探している時に、網走川の橋を歩いて渡りました。はて?暗くてよく見えないけれど、川の中に何かが泳いでいるような気がします。まさか、サケ?いや、そんな、ねぇ?街中の川にそんな鮭がガンガン泳いでないよね。でも、気になるので明日朝起きたら見にくることにします。
翌朝、、、。なんだこれは!川がサケで埋め尽くされています。街中の普通っぽい川にです。恐るべし北海道の自然。手づかみで好き放題捕れそうです。
朝から新鮮なイクラを食べているカラスがいます。カラスに嫉妬したのは初めてです。昨晩は営業しているお店が少なく、晩御飯は網走駅前ビッグボーイのハンバーグでした。まあ、それはそれで普通に美味しかったけど。今晩は羅臼で蟹を食べれるはず、、、。
濤沸湖 / 白鳥公園
〒099-3112 北海道網走市北浜203番3
2日目の朝を、衝撃のサーモンランで迎え、テンションMAXで知床半島にドライブを始めます。
網走市からそう遠くないところに、濤沸湖(とうふつこ)水鳥・湿地センターがあります。白鳥公園とも呼ばれ、多くの野鳥がやってくる湖畔です。
朝早すぎてセンターは閉まっていましたが、朝の爽快な景色がみれました。白鳥は雪の季節に来るので、今(9月下旬)は一匹も居ません。サギやカモらしき鳥は多数居ました。
濤沸湖という名前からして、水が暖かい場所があるでしょうか?北海道は活火山が多くて、湖の一部が凍らない場所が各地に点在します。そういった場所に白鳥や野鳥が集まるようです。人間も野生動物も、温泉が大好きですね。
壮大な景色を観ながらのドライブは最高。交通量は少なく、道幅も広いです。
オシンコシンの滝
〒099-4354 北海道斜里郡斜里町ウトロ西
知床半島の世界遺産、知床五湖の少し手前にオシンコシンの滝があります。
道路沿いすぐにあり、標識と駐車場があるので、見過ごすことはないでしょう。車で走行中も滝の上の方がすこし見えます。10分ほどでササッと見学できます。大きな滝で、光を浴びてキラキラしています。真冬はおそらく氷瀑になって、違った美しさを楽しめそう。
もうすぐ知床五胡に到着です。途中に有名な観光船オーロラ号に乗れる港がありますが、今回は知床半島の反対側でホェールウォッチングをするので、見送ります。
知床五湖 フィールドハウス
〒099-4356 北海道斜里郡斜里町遠音別村 字岩宇別549番地
世界遺産の知床五胡に到着しました。
知床五胡フィールドハウスという大きな施設があります。国立公園の遊歩道へは、フィールドハウスで随時行われているレクチャーを受けなければ、入ることはできません。
15分間ほどビデオを観てから、職員さんから注意事項を聞きます。特に熊に遭遇した時の対処の仕方は重要です。最近の熊の出没エリアと日時もわかります。
知床五胡国立公園を散策するルートは3種類あります。私は短い全周1.6kmの小ループを回る方にしました。詳細はフォトギャラリーでご覧下さい。
知床峠展望台
〒086-1822 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
知床半島を横断している途中に、知床峠展望台があります。おすすめの絶景スポットですので、ぜひお立ち寄りください。
道路沿いに駐車場があり、短時間で楽しめます。雲(霧?)がかかっていなければ、山頂まで観れたのですが、、、。標高が高く風が強い日で、9月末なのに肌寒かったです。
知床ネイチャークルーズ
〒086-1833 北海道目梨郡羅臼町本町27−1
この口コミには「理想と現実の狭間で」というサブタイトルを付けたいと思います。
知床半島のどちら側でクルーズに参加しようか悩みました。旅行のスケジュール上、羅臼側で乗船することに。
ネットで調べて、一番規模の大きそうな知床ネィチャークルーズの船に乗ることにしました。サイトに載っている大迫力のクジラやイルカ、大鷲やラッコの写真に期待が膨らみます。この時期はイシイルカ遭遇率92%とのことだし、楽しみです。
人気のクルーズなだけあって、家族連れを中心に多くの方が乗船しています。港にはブルーとオレンジで色分けされた漁船が並んでいて独特な雰囲気。
では、今からホェールウォッチングの現実を思い知りに行ってきます。興味がある方はギャラリーからどうぞ、、、。
瀬石温泉 / 相泊温泉
〒086-1811 北海道目梨郡羅臼町瀬石
「海岸沿いに海を眺めながら入れる外湯がある」と聞いたら、見過ごすわけにはいきません。
羅臼から海岸沿いの道を北上し、舗装道路が無くなる寸前辺りに二つの温泉があります。
最初にあるのがこの瀬石温泉。道路から二つの露天風呂が見えています。「海を眺めながら入れる外湯」ではなく、「海の中にある外湯」という表現の方が正しそう。
ワクワク。中を覗き込むと、底から小さな泡がポコポコ出ています。まさにこの岩とコンクリで固めた露天風呂の真下から、温泉が湧きだしています。手を浸けてみると、、、あっ、ぬるい、、、。
やはり秘境の湯。潮の満ち引きや天候に左右されます。あぁー、昆布と一緒に湯に浸かりたかった。湧き出しているお湯の温度は、結構な高温のように感じました。熱ければ海水を混ぜて調節できますが、ぬるいのでどうしようもありませんね。まあ、見れただけでも満足です。
次の温泉こそ入浴可能であってくれ!さらに北にある相泊温泉にきました。うぅ~ん。下に降りる階段にロープが張ってあり、海岸に行けません。なぜだ、、、。
道路から下を覗いても、外湯の存在は確認できません。
日本最北東突端地という場所が見えています。この辺りまでくる観光客は稀のよう。一匹狼バイカーが一人、同じように外湯を目指して訪れていましたが、私と同じように残念そうに羅臼の方角に戻っていきました。
羅臼の宿
〒086-1841 北海道目梨郡羅臼町八木浜町24
知床半島周辺に温泉・食事付きのホテルは多くないので、必然的に規模の大きい町である羅臼で一泊することになります。
お世話になったのは、羅臼の宿 まるみ。部屋から知床海峡が見える、いいお宿でした。満月が非常に明るく、ここまで綺麗に海に反射しているのを観るのは初めて。夜少しだけ散歩をしたら、星も良く見えました。
わーい、毛ガニだ。そしてサーモンとイクラもあります。このサーモン、その辺の川で手づかみで獲ったのでしょうか?網走川のカラスよ、、、俺もイクラにありつけたよ。
夜も朝もホテルの温泉に入って、外湯に入れなかった無念を晴らしました。朝焼けが部屋から見えています。カモメとウミウが沢山居ます。とても静かな朝。今日は290kmを観光しながらドライブするので、朝できるだけ早く出発します。
3日目の移動距離。約290km、5時間のドライブ。結構気合い入ってます。
野付半島手前にある、標津サーモン科学館に行きたかったのですが、コロナ休業中でした。
野付半島 トドワラ
〒086-1645 北海道野付郡別海町野付63
トドワラってなんだろう、ユニークな名前、、、。
トドはトドマツのことだそうです。じゃあ、枯れちゃうことをワラというのでしょうか?アイヌ語かなぁ?
今回の旅行の計画を立てている時に初めて、野付半島(のつけはんとう)の事を知りました。
GoogleMapで見たところ、広く細長いビーチのような感じで、山がなく平らな印象です。これって、津波とか来たら全部水に沈むんじゃないの?と日本人ならではの懸念をいだきます。
調べてみると、長い年月をかけてできた砂嘴(さし)という地形で日本最大だそう。流れてきた土砂が集まってできています。道理で平坦な印象なんですね。
しかも、この野付半島、年々狭くなってきています。野付半島ネイチャーセンターで過去と現在の衛星写真による比較を見ましたが、かなり面積が減っています。
土地が浸食されて無くなっていき、海水に晒されたマツの木が立ち枯れになっているんですね。
幅が狭いところは、車道の両側すぐ近くが水辺の状態です。数十年には車で行くことすらできないかもしれない、、、。
野付半島は消滅がほぼ確定している場所。興味があるならできるだけ早く行っておくべきです。
道の駅 スワン44ねむろ
〒086-0073 北海道根室市酪陽1−番地
野付半島を往復した後は、一気に根室半島の付け根まで南下します。
根室半島に入る直前に、道の駅スワン44ねむろがあります。風蓮湖という湿地を望む、大きな施設です。
沢山の水鳥が訪れる湿地です。私が行った時は時期的にあまり鳥はいませんでしたが、一際目だつ大きな鳥が3羽ほどいます。
あれ??タンチョウおるやん。一匹は顔がまだ茶色いので、子供ですね。実は、タンチョウは夏も北海道に居るんです。(訪れているのは9月末)冬場に釧路湿原にやってくることが有名なので、夏場はオホーツクなどかなり北の方に居るとも思っていました。先ほど行った野付半島も子育て場所になっているそうです。
思いがけずタンチョウを見ることができて、ラッキーでした。
根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター
〒086-0074 北海道根室市東梅103番地
春国岱(しゅんくにたい)と読みます。
道の駅すわん44から根室方向にすぐあります。このネイチャーセンターは、近くにある春国岱ハイキングコースに行く人が立ち寄る場所みたいです。
この場所も野付半島と似たような地形で、砂洲(さす)と呼ばれます。ハイキングコースが3つあり、トドワラのような風景が楽しめます。
今日はハイキングコースに行く時間がありませんので、ネイチャーセンターのすぐ周りにある東梅自然学習林の中を一周しました。
緑が気持ち良い、歩きやすい森。
納沙布岬
〒087-0165 北海道根室市納沙布36−6
根室半島の根室湾側をドライブし、半島の先端にある納沙布岬(のさっぷみさき)をめざします。
道中、特に寄り道するような場所はGoogleMapを観る限り無さそう。納沙布岬周辺には観光施設っぽいものがいくつかあります。
根室半島の印象としては、牧場が多い感じ。馬が沢山いて格好良かったです。
正直に申し上げますと、納沙布岬はとても政治色が強く寂れた場所でした。のんきに観光を楽しもう!という雰囲気ではありません。
景色は美しいので、そこは誤解しないで欲しいです。が、北方領土を返せというメッセージが前面に押し出されています。
行ってみて良かったと思いますが、私は2回目はないかな、、、。
根室車石
〒087-0032 北海道根室市花咲港
根室半島の太平洋側を南に下っていくと、根室車石という天然記念物があるので、立ち寄ります。
根室車石の海岸展望エリアから、すごく平らな島が見えます。おもしろい風景ですね。
羅臼を早朝に出発し、本日最終目的地の霧多布岬までやってきました。さすがにもう日が落ちてきました。
霧多布半島のど真ん中にポツンとある、エトピリカ村というゲストハウスにお世話になります。朝食が付いているので便利です。夫婦で運営されていて、清潔でアットホームな感じでした。
朝、何となく動物の気配がする!?というか、馬の鳴き声?がするような気がしたので、窓を開けてみると、、、どどーん。目の前に何頭も居ます。遠くの方にも居ますね。いいですねぇ、北海道。
四日目は霧多布岬から摩周湖・屈斜路湖へ移動します。約200km、3.5時間のドライブ。
霧多布岬(湯沸岬)
〒088-1522 北海道厚岸郡浜中町湯沸33番地
朝イチで霧多布岬展望台へ向かいます。