とんぼ玉とは、
職人が硝子を溶かして、
何層も重ねてビーズにした、
ガラス工芸品のこと。
■何千年も前から作られていた■
ガラスのビーズは何千年も前から、通貨や宝飾品として愛されてきました。その手法は奈良時代に日本に伝わったそうです。
ガラス棒を炎で溶かし鉄芯に巻き付けて作ったビーズは、日本で「とんぼ玉」と呼ばれています。その名前の由来は、江戸時代に同心円状の模様デザインが流行ったためだと言われています。
とんぼ玉を作る手っ取り早い方法はありません。一つのガラス玉に含まれるすべての色は、別々のガラス棒から組み合わされたもので、それは最後の工程で一つに溶け合わされなければなりません。
■大阪はガラスロッドの産地として有名■
実は、大阪は日本でのガラス工芸用ロッドの主な産地です。あまり知られていませんが、産地ゆえに、ガラス工芸をされている人が大阪には多いのです。
当方が使っているガラスロッドは、伝統的な手法で作られています。堺市の職人さんが、硝子炉いっぱいに溶かしたガラスを穴の開いたコンテナーに入れ、下に垂らしながら動かすことで棒にしています。
とんぼ玉の材料であるガラスロッドを作る工程自体が、守られていくべき文化遺産とみなされています。
■日本の伝統を守り、未来に繋いできたい■
伝統的な手法で作られたガラスロッドを材料に、何百年も続くトンボ玉の技法をもちいて、一粒ずつ丁寧に作っています。
大阪出身である私が、大阪で生産された材料でとんぼ玉を作れることを、本当に嬉しく思います。ランプワーク協会の会員でもあり、日本文化の保全・発展と、国産の工芸品を気軽に買える豊かな社会をめざして活動しています。
国産にこだわりつつも、古典的なデザインに縛られず、斬新なアクセサリーを作っています。
■メディアからも注目■
皆さまのご支援のおかげで、
ファッション誌の大阪特集で紹介していただいたり、楽天ランキングで1位を頻繁に獲得しています。
今後も職人タカシとSTUDIO技を、
よろしくお願いいたします。
※とんぼ玉のみのバラ売りはしていません。アクセサリーにする分を制作するので手一杯です。
※カスタムデザインの受注は基本的にはしていません。STUDIO技は、オリジナルデザインのみを販売しています。