Part.3 カウントダウンの瞬間まで飽きさせない
⑦本堂で日付が変わるのを待つ間、清水寺のようなテラスから夜景を楽しめる。
本堂のテラスになっている部分に着くと、それなりに混雑していますが、あちらこちら動き回れる程度です。お線香・蝋燭を販売していますので、雰囲気のためにもお供えしてください。ここのお線香はいい匂いがします。年度が替わる前にもお賽銭をして、一年を振り返り感謝のお祈りをしておくのもいいですね。
お賽銭箱のすぐ前は、カウントダウンを待っている人々で混んでいますので、テラスの反対側に行きましょう。テラスの反対側はあまり混んでおらず、遠くに奈良の夜景が見えます。ここの標高は400mほどありますので、結構な眺めです。
⑧本堂の地下にある戒檀巡りを体験できる。
奈良方面の夜景を眺めたら、すぐ横にある入り口から本堂建屋に入りましょう。「え?ここ入っていいの?関係者や檀家さんしか入れないっぽくない?」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。一般の参拝客が日常的に入っているエリアです。
ここに、戒檀巡りというものがあります。参拝料(たった200円)を払ってお参りしましょう。これの存在をほとんどの参拝客がご存じないので、大抵空いています。入口の降りる階段の奥の方に、出口の上がってくる階段が見えていますので、中を一周するものだということがわかります。
暗い!真っ暗です。壁を手探りで進まないといけません。途中で何度か曲がり角があります。(まあ、当然ですけどね。)一カ所だけ、小さな窓のようなものがあり、うっすら明かりが灯してありますので、「ああ、ここでお祈りするのか」とわかります。(一代守、という表示が入口にありました。)その後、また暗がりを進むと今度は金属の南京錠のようなものが壁についています。それをつかんで壁にノックをするとご利益があるそうです。(如意宝珠の錠前)
出口の階段を上ってきました。建物の中は外よりも暖かいので、邪魔でなさそうだったら建物の入り口周辺で待つのも良いです。もう、カウントダウン目前。本堂内のご本尊前には、正座で待機されている参拝客がいます。特別な祈祷を申し込まれた方(もしくは檀家さん)のための場所です。本堂受付で申し込みをされていない人は、中に入るのは遠慮しましょう。
⑨他の参拝客と一体感を味わう。
なぜだか毎年、「あと1分で新年です!」という感じの大声アナウンスをしてくれる若者グループがいます。おそらく、日本中で同じことが起こっているに間違いありません。10・9・8・・・3・2・1と、多くの参拝客と共に詠唱します。(神社仏閣で大声は出さず、呟く程度にしましょう。)
そしてついに、
ハッピーニューイヤー!新年あけましておめでとうございます!
参拝客は一斉にお賽銭を入れ、願掛けを始めます。本堂内では導師によるご祈祷がはじまり、一気にお正月の雰囲気。今年はコロナ対策のために鈴紐が手の届かない場所に垂らしてあったので、参拝客の流れもスムーズ。
ここでは、無理して中央のお賽銭箱を使おうとせずに、脇にある臨時のお賽銭箱を使ってお祈りを済ませましょう。お賽銭箱の場所や願掛けをする位置は、ご利益とは関係がありません。まだ、下の交通規制で待っている参拝客も沢山おられます。ここでは、あまり時間はかけないほうが吉。
この時点ですでに、「なんて素敵なカウントダウンで新年をお迎えしたんだろう!」と大抵の方が感じるはず。ですが、これで終わりではありません。
本堂でのカウントダウンに続き、大きな感動が!?
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