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奄美大島旅行 Part.1 満喫レビュー3泊4日 モデルコース・詳細口コミ

更新日:2023年4月6日


土盛ビーチ
空港から10分以内の場所でこんなに綺麗

1日目の観光スポット


職人タカシ独自の3泊4日のモデルコースです。(レンタカー必須。ガンガン旅する行動派の旅行者向け。)


1. 関西空港から奄美空港(Peach


Fly Peach to Amami

以前から気になっていた奄美大島。格安フライトが飛ぶようになってから、まだ年月がそんなに経っていないため、これからどんどんポピュラーになる離島です。関空から往復1万円ちょっとで行けちゃいます。


八重山諸島ほど観光ビジネスが発展していないことは、漠然と予想していました。でも、コロナ禍だし、できるだけ人が居ない場所でゆっくりしたい!という思いもあり、奄美大島を散策することに決めました。毎年のようにこの時期には石垣島に行っていたのですが、あちらは観光客が殺到しているみたい、、、。来年まで八重山諸島は我慢しようかな。

関西空港第二ターミナル
ガラガラすぎないですか?第二ターミナル

朝の飛行機に乗り、正午前には奄美空港に到着


初日に回る観光スポットの数が多すぎじゃね??と思われた方もいるかもしれませんが、距離が近いので可能です。(時間の都合でどこかを削るなら、6. 倉崎海岸ビーチをスキップして下さい。)


2. 土盛海岸・あやまる岬観光公園(みしょらんCafe)


ササッとレンタカーの手続きを済ませ、向かう先は、土盛海岸(ともりかいがん)。空港から10分もあれば行けます。


ついさっきまで空港にいたとは思えない、美しいビーチが!干潮でかなり水位が低いので、シュノーケリングなどには不向きな時間帯でした。歩きやすいので暫くビーチを散歩します。


土盛ビーチ
土盛ビーチ・エメラルドグリーンの海

去年の秋からニュースで話題になっていた、小笠原の福徳岡ノ場の海底火山の噴火による軽石被害が旅行前から気掛かりでした。この時は、干潮で水が引いているので、軽石がビーチに置き去りになり、水面に浮いている様子はありませんでした。


ビーチにはところどころ軽石が溜まっているところが。砂浜に軽石で波模様ができていたりして、今しか見れない特別な風景が見れたのかも。


(奄美大島 土盛ビーチの軽石の様子 2022-3-20撮影)


天気は晴れで日差しが強かったのですが、気温は20度ちょっとくらい。このビーチで泳いでいる人は居ませんでした。一応、シュノーケリング道具は持ってきたけれど、干潮だし水が少し冷たいので、今回の旅行では出番がなさそう。


次の目的地は、土盛ビーチから数分で行ける、あやまる岬観光公園


面白い名前ですね。誰かがあやまっているのかと思いきや、「まる」とは毬(遊びに使う玉)のことだそうです。一番大きな展望台のところに絶景カフェ、みしょらんCafeがあります。そちらでランチを頂くことにしました。

あやまる岬から・奄美十景の一つ
あやまる岬から・奄美十景の一つ

なんとなく宮古島の東平安名崎を思い起こさせる景色を眺めながら、塩豚バーガーを食べます。塩の利いた豚肉とマッシュドポテトを挟んだバーガー。この海岸の景色は、奄美十景と新鹿児島百景に選ばれているそう。

みしょらんcafe

浜辺の目の前の公園にたくさん遊具があります。お子様連れの家族が沢山遊んでいました。寒い季節には綺麗な海を眺めながら遊べていいですね!


あやまる岬公園

公園の海に面したところに、突き出たコンクリートの桟橋のような物があります。「撮影スポット?」と最初思いましたが、違いました。ここが海水プール。子供が波にさらわれる心配のない、安全な遊泳場所を提供しているようです。まだ子供が泳ぐには寒いので、絶好のインスタ映え撮影場所になっていました。


カフェからの景色を楽しんだ後は、展望台1と2に行きます。展望台2の方が海に近いので、奄美の海がどれほど綺麗かよくわかります。GoogleMapには地点として登録されていないようですが、隣接するソテツの群生地も見えます。


あやまる岬第2展望台

3. ソテツ群生地

あまり観光地としては宣伝されていませんが、ソテツ群生地があるので行ってみます。恐竜時代の森みたいな感じで、面白い雰囲気です。ソテツはジュラ紀に全盛だった植物。10分ぐらいで見学できますので、サクッと散策をおすすめします。


こんなにソテツが群生している場所は、日本にはめったにないのでは?貝塚が発見され、昔ここに人が住んでいた痕跡が発見されています。ソテツの種子や幹は食べれるそうで、食糧難の際には「蘇鉄ガユ」「ナリ味噌」というものに調理したとか。


あやまる岬のソテツ

4. 宇宿貝塚遺跡展示館

「さあて、ビーチホッピングを続けるか。」と、あやまる岬から車を走らせはじめてすぐに、何かの展示館?らしきものを道路沿いに発見。宇宿貝塚遺跡展示館(うしゅくかいづか)、、、?旅行前に下調べした時には、存在に気づきませんでした。


遺跡が好きで、古い時代の生活に興味があるので迷わず入館。他に見学者は居らず、ゆっくり見ることができました。貝塚遺跡がまるごと建屋で保護されているなんて、かなり貴重な遺跡に違いありません。

宇宿貝塚遺跡

4500年~3000年前の土器が発見されたようです。凄すぎです。そんな前から奄美大島に人が暮らしていたのですね。偶然にここを見つけて立ち寄ることができて、良かったです。縄文時代の生活を紹介するイラストが何枚かあるのですが、一つ気になることが。


赤い鳥が人々を見守っている?すごく気になります、こういう守り神的なの。この島に居るってことですよね?どうしても実物を見たくなりました。あと、水色の謎のゆるキャラ的なものが描かれていますが、あまり興味をそそられないのでスルー。(ケンムンと言うそう。キムジナー的な何か?頭が無いブタも出没するとか?それも怖いのでスルー。)

調べてみたところ、リュウキュウアカショウビンというカワセミの一種でした。奄美では、神の鳥と言われていたとか。とても可愛いですね。4月に奄美にやってくるそうなので、今回の旅行では会えなさそう、、、。


アカショウビン

5. 打田原ビーチ・崎原ビーチ

お昼にShiobutaバーガーしか食べていなかったので、名物の鶏飯を食べに途中で停車します。事前に調べておいた、みなとや鶏飯というお店に行きましたが、「終了」のが看板が。混むと早くランチ終了するみたいです。Aコープというスーパーが近くにあるので、そこでお弁当を買ってから打田原ビーチ(うったばるびーち)に向かいます。


打田原ビーチ
打田原ビーチ

めっちゃ綺麗です!最初に行った土盛ビーチよりも、こっちの方が好きです。岩場が少なく砂が足に気持ちよく、遠浅でシュノーケリングしやすそう。


仮に空港から直接ここに来ても、ドライブ時間はたった15分ほど。小さいですがパーキングとお手洗いがあります。塩づくり体験ができる施設が、パーキングの向かいにあります。時間がかかりそうな体験なので、今回は諦めます。


最高の風景を眺めながら、お弁当を食べました。

打田原ビーチ

(打田原ビーチでも砂浜に軽石の模様ができていました。2022-3-20)


打田原ビーチから見えている奥の小さい島の辺りが、この半島の端にあたる崎原ビーチ(さきばるビーチ)です。せっかくですので、そちらにも寄っていきます。車で数分走ればビーチ駐車場があります。


崎原ビーチにはお手洗いと自販機以外は特に何もありません。人が少なくプライベートビーチといった感じ。打田原ビーチのすぐ横なので、砂の感触や海の綺麗さは同じです。


崎原ビーチ
崎原ビーチ

この崎原ビーチは岬の方向に歩けば歩くほど、どんどん岩場になっていきます。サンゴの化石がいっぱい詰まった、大きな岩がゴロゴロしています。干潮でサクサクと進めますので、一番端まで行ってみます。

崎原ビーチ

かなり雰囲気が違います。急にジュラシックワールドのテーマソングが聞こえてきそう。岩場で潮だまりが多く、海の生き物が観察できました。


ここのビーチに来るまでは、「奄美は八重山諸島に比べて、ビーチに生き物が少ない」と実は感じていたのです。サンゴのかけらの量や、ヤドカリ、蟹、魚のパッと見の数が、少ないのは間違いないと思います。熱帯と亜熱帯では生態系に結構な差があるようです。


崎原ビーチのハゼ
目の上に触覚のようなものがある謎の魚を発見

6. 倉崎海岸ビーチ

3つのビーチを歩き回り、ちょっと疲れてきたのでホテルにチェックインして一休みすることにします。1泊目の宿に選んだのはホテルカレッタ奄美 (Amami Resort Hotel Caretta)。


このホテルを選んだ理由は、目の前に長いビーチがあり、周辺に建物が少なく綺麗な星空が見れそうだからです。倉崎海岸ビーチ(くらさきかいがん)はここからほんの少し行ったところにあります。


Google Mapで泊まるホテルを探している時に、「ここの湾、不自然に綺麗な円形だな」と思いました。地図をよく見てみると、赤尾木湾(奄美クレーター)と書いてあります。


えええ?まさか、大スケール古代ロマン?アルマゲドン?調べてみると、本当にそうでした。ここに隕石が降ってきてできた海岸線という説が濃厚。この規模の大きさのクレーターができる隕石の衝突、、、何もかも吹っ飛んだんでしょうね。この衝突で、隣接する島がつながったという説もあります。今日の晩は、隕石クレーターのビーチで綺麗な星空が見れるかなぁ?

この辺りのビーチの風景は綺麗ですが、打田原ビーチ・崎原ビーチに比べるとシンプルなので写真は割愛します。


7. 竜の目(サンセットスポット)

一休みもできたので、海に沈む夕日と晩御飯を求めて再度ドライブに出発。


かがんばなトンネルという場所周辺が有名なサンセットスポットだそう。竜の目(龍の目)とも呼ばれているらしく、いったい何のことだろう?と期待を膨らませます。そのトンネルの周辺は砂浜はあまりなく、岩場で波が大きい感じ。さっきまでの南国ビーチとは、また違った美しさです。


かがんばなトンネル周辺の海岸
かがんばなトンネル周辺の海岸

トンネルが見えてきました。車がずらっと無理に停車していて、人が大勢います。見晴らしがいい海岸線なので、どこから夕陽を見てもいいと思うのですが、なぜここだけこんなに混雑しているんだろう?


接近してわかりました、どうやら人々は夕日がトンネルの穴を通って見える場所に陣取っているようです。うぅ~ん、そんな場所で待っていたら、その瞬間が訪れるまで、ずっとトンネルが邪魔でせっかくの夕日と海がよく見えないのでは。まあ、楽しみ方は人ぞれぞれ、、、。


かがんばなトンネル
かがんばなトンネル

人が車道にはみ出し場所争いをしているスポットに魅力を感じないので、トンネルの反対側に来ました。ここには駐車スペースがありますが、誰も居ませんでした。海岸におりる階段が都合良くあるので、そこに腰掛けお菓子を食べ、サンセットを待ちます。

かがんばなトンネル周辺から見る夕日
龍の目じゃなくても、夕日は綺麗

見えるのは大自然のみ。風が強めで波が大きいのも、夕日の光と相まって情緒ある景色になっています。

かがんばなトンネル夕日
サンセットが最後までみれました

夕日を堪能した後は、旅行前に調べておいた鶏飯のレストラン、けいはん ひさ倉に向かいます。が、ここの鶏飯レストランも、お店の都合で短縮営業。次はオプションとして考えていたキッチンハウス pada-パダというレストランに行きましたが、満席で入店お断り。


ある程度、外食難民になることは来る前から予想していましたがここまで酷いとは思いませんでした。今後の奄美の外食ビジネスの、色々な意味での成長を期待しています。(飲食店はGoogle Mapの営業時間を更新するぐらいのリテラシーは必要。)


どうしても食事が見つからない場合は、宿泊先のホテルカレッタのレストランにお世話になろうと思っていました。鶏飯はここのメニューにもあります。見た目は、具が沢山入っている大きなお茶漬け。あっさりしたお出しが美味しくて、簡単にペロっと食べれました。地元で養殖された車エビのからあげがあったので、そちらも注文。頭から丸ごと食べれて、とても美味しかったです。これはおすすめ!鶏飯は、一度食べればもういいかな。


ホテルカレッタはリーズナブルなので、そんなに期待していなかったのですが、とても良いホテルです。駐車場にヤギがなぜだかいます。敷地・レストラン・プール、すべて広くて清潔感がありました。フロントの方も親切。部屋からは海が見え、朝は朝焼けを見ながらコーヒーを飲めました。朝食ブッフェも充実したメニューで良かったです。


食事の後は懐中電灯を持って、目の前のビーチへ。天気が良く、沢山の星が見れてラッキーでした。どれくらい良く見えるかというと、オリオン座の中にあるオリオン大星雲がクッキリ見え、たまに人工衛星が空を横切っていくのが見えるぐらいです。(この例えがサッパリ意味不明だったらごめんなさい。)



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奄美大島フォトギャラリー1

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下のリンクから職人タカシのガラスジュエリーショップをご覧ください。


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