ポンペイ展 京都市京セラ美術館 2022

会期2022年4月21日(木)~7月3日(日)

ポンペイ

ポンペイって、ローマ時代に火山灰で埋まった都市だっけ?


平日のランチタイムに観に行く

ポンペイの悲劇に思いを馳せる

ポンペイ展は悲劇よりも時代考察がメインの展示会

ローマ帝国時代の文明に感心する

ポンペイ展 2022フォトギャラリー


平日のランチタイムに観に行く


京都市京セラ美術館のオフィシャルサイトはこちら>>>

ポンペイ特別展公式サイトはこちら>>>


京セラ美術館でポンペイ展をしているとニュースで見たので、平日の昼間に行ってきました。平安神宮の前にいくつも美術館があり、その中でもひと際大きく美しい建物が京セラ美術館です。京セラ美術館は公立ですが、特別展入場料がやや高額。特別展の入場料に常設展は含まれていません。

京都市京セラ美術館

Google Map情報では「通常より混んでいます」と表示されていましたが、中はたいして混んでいませんでした。入場制限もしていなかったので、建物の周辺に沢山いた修学旅行生がカウントされていたのかも。

ポンペイ

現在のヴェスヴィオ山(ベスビオ山)の様子。元々は富士山のような綺麗な形をしていたようですが、西暦79年に起こった大噴火で上部が吹っ飛びました。悲劇の都市ポンペイは、イタリアのナポリ近郊にありました。


西暦79年というと、日本は弥生時代です。弥生時代後期(3世紀頃)の遺跡が九州にあります。実際に私が行ってレビューしましたので、ぜひお読みください。雰囲気が違いすぎて、凄いです。

吉野ヶ里遺跡 九州レビュー>>>


吉野ヶ里遺跡
同時代の日本はこんな感じ

ポンペイの悲劇に思いをはせる


子供の時にテレビ番組でドキュメンタリーを観ただけなので、火山灰で埋まってしまった都市ということしか覚えていませんでした。強烈に印象に残っていたのが、人が亡くなった時の状態を石こうで固めたマネキンのような物。人が埋まった後に歳月が流れ、体が分解されてできた空洞に石こうを流し込んで作ったそうです。骨はそのまま残っているので、おそらくのこの展示品の中にも人骨が入っています。


ポンペイ展というからには、あの怖い人形があるんだろうな、、、。と思っていましたが、やはりありました。

ポンペイ展

いや、ほんとこういうの苦手。生々しくって怖い。でも、凄く気になって見てしまうんですよね。意外にも、石膏人形の展示はこの一体だけでした。


実際の所、何人ぐらいの方が犠牲になったのか調べてみました。結論から言うと、亡くなったのは約2000人と言われています。ポンペイの人口は約2万人だったので、10人に一人が犠牲になった計算です。

ポンペイ

噴火が始まって大量に火山灰が降り出したので、住民は避難をはじめました。そして翌日に、大規模な火砕流が発生し、ほんの15分くらいで町全体が灰で埋まってしまったそう。長く苦しんで亡くなったわけではないのが、唯一の救いです。


なんらかの理由ですぐに避難できなかった方、屋敷に残っていた使用人や奴隷の方が多く犠牲になったのでしょうね。誰かを助けようと町に戻っていって、酸欠で亡くなられた方も少なからず居たようです。


ポンペイ展は悲劇よりも時代考察がメインの展示会


展示品のリストを見てから行かなかったので、今回の展覧会がポンペイのどの部分に注目したものなのか知りませんでした。


実際に行ってきた感想としては、モザイク画がメインです。火山灰に埋まっていたために、保存状態・色の状態がとても良いので、遺産としての価値が高いようです。


ポンペイ展
単なる絵画ではなく、モザイク画

埋まった都市の上に、新たな都市が建設されることはありませんでした。数万人の生き証人が居たので、そこにあった都市のことは後世にずっと語り継がれてました。


ポンペイ

金銀財宝を狙って掘り返す人々は居なかったの?とも思いましたが、多少掘ってどうにかなる規模の出来事ではなかったようです。



本格的に発掘が始まったのは18世紀。1500年以上もの長い時間、そのままの形で埋まったままなんて、まさしくタイムカプセルです。本当に、テーブルの上のパンやフルーツまで、そこに保存されていました。

ポンペイ展パン
ぱ、ぱぱぱぱ、パン!? 2000年前の!

石畳の街道や石とレンガで作られた建物も、雨風の影響を受けることなく保存されました。ナポリを訪れると、2000千年前そのままの街並みを歩くことができます。

ポンペイ展

ローマ帝国時代の文明に感心する


ポンペイの悲劇は、ローマ帝国の全盛期初頭に起こりました。ローマ帝国時代は、日本でいう弥生時代中期です。日本とは比べ物にならない規模の建物や公共インフラがありました。街並みを一見しただけでも、その発展ぶりがうかがえます。

イタリアポンペイ

青銅で作られた蛇口をひねれば、水がでてきました。大きな公共浴場や娯楽もあり、華やかな生活が想像できます。手術をする道具や、現代に引けを取らないような硬貨が出土しています。



地中海を船が往来し、エジプト方面とも交易をしていたようです。ナイル川の生き物をモチーフにしたモザイク画の動物たちが、とても愛らしかったです。日本のような孤島は安全だっだ反面、他国の技術を簡単に享受できない不利な面があったのでしょうね。


今回初めて京都市京セラ美術館に行ったのですが、数年前にリノベーションされたばかりなこともあり、美しいですね。行ったことがない方はぜひ行ってみてください。すぐ近くの平安神宮にもお参りにいけますし、新しい大型のアジアンマーケット店もそばにオープンしています。


このポンペイ特別展は、お土産とグッズコーナーがかなり充実していました。職人タカシのおすすめは、ビスコッティという固めのクッキーのようなもの。コーヒーにぽちゃんと浸してから食べるのがおすすめ。あと、展示にもある黒い犬のモザイクのクッションカバー。売り切れそうな勢いで売れていました。


以上、京セラ美術館のポンペイ展のレビューでした。


ポンペイ展 2022 京都市京セラ美術館 フォトギャラリー




閲覧数:97回